2024年度 KOSS クィア理論入門公開連続講座(全6回)
性の規範や政治を考える際に、「近代国家」というシステムや社会秩序を避けて通ることはできない。あたかも自然なものであるかのように人々をカテゴライズし、管理するこのシステムは、性の規範や政治と深く結びついている。このような絡み合いの中で、どのようなフェミニズムの政治が生まれ、発展してきたのか。
本講座では、様々なフェミニズムの議論や実践を振り返りつつ、「近代国家」がもたらしたフェミニズム内部の分断と矛盾を整理し、普段は当然視されている「国家」の存在に対する批判的な視点を提示する。そして、現代の政治・経済的状況の中で、参加者たちが自らの立ち位置から根本的な社会変革のための真の連帯の可能性について考える場を提供することを目指す。
■ 講師
文可依 (東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)
■ 講座スケジュール
2024年
第1回:11月7日(木)19:30-21:00 【オンライン】
フェミニズムにおける「負債」(終了)
第2回:11月21日(木)【オンライン】
「想像の線引き:近代国家、資本主義、性的規範」(終了)
第3回:12月5日(木)19:30-21:00(19:00開場)【対面】
「『植民地的近代』から浮上したフェミニズム」(終了)
第4回:12月19日(木)(19:00開場)【対面】
「新植民地主義とフェミニズムのグローバル化」
第5回:12月26日(木)【オンライン】
「新自由主義批判とポストコロニアル・フェミニズム」
2025年
第6回:1月9日(木)【対面】
「『中/西』と性に対する想像:中国の女性・ジェンダー研究におけるフェミニズムの知的生産」
■ 形式
Zoomウェビナー開催、あるいは対面開催(事前申込制・一般公開・参加費無料)
※第3、4、6回は対面開催となっております。対面開催の会場へのアクセスについては、後ほど当ページにて更新いたします。
■ 申込(第4回・2024年12月19日開催分・対面のみ)
※連続での受講の場合も、毎回登録が必要となります。申込リンクはこのページで更新されます。
※次回(第4回)は、対面開催です。配信/録画公開はありませんのでご了承くださいませ。
※会場のキャパシティに制限があるため、申込上限を設けております。一定数に達したところで締め切らせていただく可能性がございます。
■ 会場
東京大学駒場Iキャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
※キャンパス内のバリアフリーマップ: https://ds.adm.u-tokyo.ac.jp/material/pdf/20240403135915.pdf
■ 対象
10代後半以上
■ 言語
日本語
■ 情報保障・合理的配慮について
ご参加にあたり、情報保障やその他のサポートが必要な場合は2024年月12日12日(金)18:00までに komabasaferspace@gmail.com までご相談ください。
会場の建物には、入口スロープ、エレベーター、誰でもトイレがあります。
■ 運営統括
祝赫(KOSS院生マネージャー/表象文化論コース修士課程)
■ 主催
東京大学駒場キャンパスSaferSpace(KOSS)