──あるべき世界では、私はずっとこんな服を着て生きてきたに違いない。間違ったこの世界で、それでも私はようやく、自分の羽衣を取り戻した。
──自己の理想を追求するロリィタ服は、現実への反旗だと言っていい。世界に自分を合わせるために服を着るのではなく、服を着ることによって自分の周りに物語を立ち上げ、現実を歪ませる。
あなたにとって「装う」こととは? お洋服は、わたしたちに何を課す/開くのでしょうか?
歌人・小説家の川野芽生さんのお洋服をめぐるエッセイ『かわいいピンクの竜になる』を読みながら、自由におしゃべりします。
参加に関してご質問のある方は、来室時にスタッフにお問い合わせください。
※ 10/20(日)Koss公開イベント「人形と〈少女〉のあわいで──身体、性、言葉」関連読書会(第2回)です。
■ 日時
2024年10月15日(火)15:00-16:30
■ 会場
KOSS(102号館1階)
■ 課題文献
川野芽生『かわいいピンクの竜になる』左右社、2023年
第1章「少女は従わない」第2章「姫は番わない」第3章「人形は頷かない」
※主にこれらの章を扱いますが、興味のある章(だけ)を読んできてもOKです。
最初に文献を読む時間を少しとります。
■ 対象
東京大学に在籍/勤務する学生、教職員(※学内限定イベントです)
■ 言語
日本語
(情報保障やその他のサポートが必要な方は事前にご相談ください。)
■ 企画
谷口奈々恵(総合文化研究科 博士後期課程|KOSS院生マネージャー)