1980年代からフェミニズム・クィア理論においては、リュス・イリガライやジュディス・バトラー、メアリ・アン・ドーンらを代表とし、「模倣としての女性性」に関する議論が重ねられてきました。
本イベントでは、キャロル=アン・タイラー著 Female Impersonation (2003) の第5章 “The Supreme Sacrifice? Transsexual Impersonation” を参加者に事前に読んでいただいた上で、メディアやポスト構造主義の理論家たちが、Female Impersonation をどのようなものとして捉えていたのかを再訪します。さらに報告者による研究発表を踏まえ、現在 Female Impersonation をどのように考えられるかについて、参加者のディスカッションを含めた研究会を開催します。
課題文献等の詳細は来室時にスタッフにお問い合わせください。
■ 日時
2024年1月31日(水)16:00-18:30 (15:45開場)
16:00-16:30 研究報告
「模倣としての女性性:アンジェラ・マクロビーによる「ポストフェミニスト・マスカレード」概念の検証」(高野菜都美 東京大学)
16:35-16:50 コメンテーターによるコメント(清水晶子、井芹真紀子)
17:00-18:30 質疑応答+自由ディスカッション(※途中で休憩を挟みます)
■ 会場
KOSS(102号館1階)
■ 文献
Tyler, Carole-Anne. “The Supreme Sacrifice? Transsexual Impersonation” In Female Impersonation. Routledge, 2003. pp.117-142.
■ 報告者
高野菜都美(総合文化研究科修士課程|KOSS院生マネージャー)
■ コメンテーター
清水晶子(総合文化研究科 教授・教養教育高度化機構D&I部門部門長)
井芹真紀子(教養教育高度化機構D&I部門 特任助教)
■ 対象
東京大学に在籍/勤務する学部生、留学生、研究生、大学院生、教職員(※学内限定イベントです)
■ 言語
日本語
(情報保障やその他のサポートが必要な方は事前にご相談ください。)
■ 企画担当:
高野菜都美(総合文化研究科修士課程|KOSS院生マネージャー)