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本記事は、2023年10月25日の最高裁判決後に、性同一性障害特例法の3条1項4号(「生殖線がないこと又は生殖線の機能を永続的に欠く状態にあること。」)なしでの性別変更が実際に行えたという記録を、当事者がアクセスできる形で残すことを目的として掲載いたします。

【記録】生殖不能要件ぬきでの性別変更の実現

公開:2023年12月27日

​申立人について

東京大学の学生。2000年以降生まれ。
大学ではトランスであることをカムアウトせずに男性として生活。
2019年夏に精神科クリニック通院開始、2020年春に自己輸入でのホルモン補充療法を開始、その後病院でのエナルモンデポー注射に切り替え。
体質により乳房切除術の必要性がなく、乳房切除術は行なっていない。

​申立手続きの概観

2023/10/25(水)の最高裁判決の翌週に、通院していた精神科クリニックに相談して準備を開始。

11月の2週目に、精神科医師に紹介された産婦人科で5号要件に関する診断書を取得し、その後、精神科クリニックで「性同一性障害」の診断書を取得。
11/16(火)に裁判所に申立。その後追加での書類の提出があった。

12/5(火)に裁判所で1時間弱の面談を行った。圧迫面接ではないので、あまり緊張する必要はないが、担当者によっては不快な思いをする可能性があると感じた。

12/7(木)付で性別変更を許可する審判が下りた。

性別変更の実現によせて

​近日公開予定

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